■岩佐美代子 著
■A5判278頁
■定価 本体8000円+税
■ISBN978-4-903996-85-1
■2015年
京極派新歌風の最初期作品を詳細に考察することにより、ある思想的主張をもって未知の新歌風生成に挑んだグループの足跡と、そのエネルギーの根源をさぐる。
■渦巻 恵 著
■A5判376頁
■定価 本体12000円+税
■ISBN978-4-903996-84-4
■2015年
保憲女は、高名な陰陽家保憲を父とし漢文の才に秀でた保胤を叔父に持ちながら、宮廷文化の開花期に歌壇とは無縁なまま、たった一人で歌を詠み続けた。その孤独ないとなみを家集から読み解く。
■中川博夫 著
■A5判678頁
■本体21000円+税
■ISBN978-4-903996-78-3
■2014年
皇子として生まれ少年期に鎌倉に東下した青年将軍宗尊は、短い生涯に5種の家集を遺した。前半生の詠作を収めた家集を和歌表現の伝統の中に読み解く。
■山崎桂子 著
■A5判320頁
■定価 本体10000円+税
■ISBN978-4-903996-67-7
■2013年
土御門院の若き日の習作「土御門院御百首」と、院に仕えたある女房が記した家集風の日記(新出資料)。承久の変に翻弄されたふたつの魂が紡ぎだした作品にはじめて注釈を施す。
■平田英夫 著
■A5判210頁
■定価 本体7000円+税
■ISBN978-4-903996-53-0
■2012年
老いた流離いの詩人西行は、自身の作品を最終的に日本の神祇の中に位置づけて眺めてみようとした。晩年の西行が伊勢大神宮に奉納したふたつの自歌合に清新な注を施す。
■頼政集輪読会 著
■A5判 上554頁 中372頁
■定価 上本体16000円+税、中本体12000円+税
■ISBN978-4-903996-47-9 77-6
■2011年2014年
源平の争乱に散った武将歌人源頼政の家集を詳細に読み解く。本文批判を加えたテキストを初めて提示し、新たな和歌世界を拓くべく試みられた作品の意図を明らかにする。
■久保木寿子 著
■A5判 278頁
■定価 本体8000円+税
■ISBN978-4-903996-43-1
■2011年
出家を境として大きく変わった自らの境涯に、前半部・後半部各六十五首を対応させる構成。後半部冒頭におかれた長文の序は、往生要集の経文を摘記して綴った特異なものである。
■鈴木徳男 著
■A5判 498頁 442頁
■定価 本体各15000円+税
■ISBN978-4-903996-36-3 37-0
■2010年 2011年
二条院の下命により勅撰集となるはずであったこの歌集は院の崩御に遭い奏覧にいたらなかった。後白河、後鳥羽と続く和歌史の躍動の中で埋もれがちなこの集の意義をたどる。
■久保木哲夫 著
■A5判 202頁
■定価 本体6800円+税
■ISBN978-4-903996-27-1
■2010年
後冷泉天皇の中宮章子内親王に仕えた女房、出羽弁の家集。きわめて短い期間の歌が日付そのままに、ちょうど歌日記のような形で配されている。
■岩佐美代子 著
■A5判 478頁
■定価 本体15000円+税
■ISBN978-4-903996-23-3
■2010年
藤原為家の生涯の詠歌6011首のうち、勅撰十三代集に入集した332首と、歌論書「詠歌一躰」に注釈を施す。詠作、歌論の両面から歌人為家の実像に迫る。
■片桐洋一・三木麻子・藤川晶子・岸本理恵 著
■A5判 420頁
■定価 本体13000円+税
■ISBN978-4-903996-22-6
■2010年
北家藤原氏の貴顕、師氏・兼通・義孝の家集。みずから海人と謙称した百首歌、物語的家集、夭折した歌人を偲ぶ家集、と、私家集の3つの形態を代表する。
■岩佐美代子 著
■A5判 200頁
■定価 本体6800円+税
■ISBN978-4-903996-08-0
■2008年
「秋思歌」は、最愛の娘を失った老父藤原為家が詠出した哀傷歌集である。「秋夢集」は、その娘後嵯峨院大納言典侍が遺した家集。冷泉家に長く秘蔵された二歌集に、初めて注釈をほどこす。
■田中新一 著
■A5判 288頁
■定価 本体8000円+税
■ISBN978-4-903996-03-5 第二版
■2012年
家集の中に紫式部の20~30歳代の生活記録を読み解き、源氏物語制作にかかわる歌人生をたどる。とくに本書では実践女子大本を底本に、紫式部が暦月意識と節月意識を共有する古代からの四季観の持ち主であることを論証する。
■芦田耕一 著
■A5判 412頁
■定価 本体13000円+税
■ISBN978-4-903996-02-8
■2008年
平安末期、歌界の第一人者と仰がれ博覧強記と評された藤原清輔の家集をとりあげ、的確な注釈とともに、その和歌作品に迫る。