■寺田澄江・清水婦久子・田渕句美子 編著
■A5判404頁
■定価 本体7000円+税
■ISBN978-4-903996-86-8
■2015年
パリ・イナルコ源氏研究グループが『源氏物語』をテーマに国際集会を継続してきた成果。源氏物語の背景にある詩歌の豊かな文化を明らかにする。
執筆者(掲載順)=アンヌ・バヤール¬坂井 ミカエル・リュケン 田渕句美子 清水婦久子 寺田澄江 久富木原玲 鷺山郁子 長瀬由美 磯水絵 スティーヴン・G・ネルソン イフォ・スミッツ フランソワ・マセ 渡部泰明 ミシェル・V・バロン E.ラミレズ・クリステンセン ジョシュア・モストウ
■米田明美・中葉芳子 著
■A5判96頁
■定価 本体1000円+税
■ISBN978-4-903996-83-7
■2015年
「絵入源氏物語」(初版1650年)を底本に源氏物語中の場面を抜粋、脚注によってわかりやすく解説。源氏物語を彩る女君(藤壷・末摘花・葵の上・六条の御息所・紫の上)を取り上げる、演習テキストに好適な書。
■小林真由美 編
■A5判220頁
■定価 本体5000円+税
■ISBN978-4-903996-73-8
■2014年
高邁な学問とは無縁な「下根」の衆生のために続けられた、布教僧らの長い都市月の活動から生まれた豊かな説話群に光をあてる。
■日向一雅 編
■A5判416頁
■定価 本体9000円+税
■ISBN978-4-903996-71-4
■2014年
注釈史の研究は、千年を生き延びた古典のそれぞれの時代の読みと記憶を掘り起し、現代と対話することである。源氏物語享受の立体的な文学史を構築。Ⅰ 注釈と本文Ⅱ 注釈書と注釈史 Ⅲ 注釈と読みの世界
■中川正美 著
■A5判348頁
■定価 本体9000円+税
■ISBN978-4-903996-66-0
■2013年
わたしたちは文学研究において、作品のことばを十分に把握して考究しているのだろうか。作品に深く沈潜し、同時に先行や後追の作品に目配りして源氏物語のことばと人物について考究。
■寺田澄江・小嶋菜温子・土方洋一 編
■A5判294頁
■定価 本体5000円+税
■ISBN978-4-903996-62-2
■2013年
2011年にパリで開催されたシンポジウムに基づく論考を収録。散文による仮名文学の一つの達成である『源氏物語』を中核に据え「物語言語」というものに迫る。
■日向一雅 編
■A5判 362頁
■定価本体8000円+税
■ISBN978-4-903996-52-3
■2012年
日向源氏学の研究方法や問題意識を受け継ぎながら、それぞれが独自に展開していく新しさを備えた14編による珠玉の論文集。現代における源氏物語研究の意味を問う。
■日向一雅 編
■四六判 268頁
■定価本体2800円+税
■ISBN978-4-903996-51-6
■2012年
平安文学は同時代の東アジアの文学として成立していたという視野において、源氏物語と中国文学との深いかかわりについてその摂取・受容の様相を具体的に論じる。
■宮川葉子 著
■A5判442頁
■定価 本体14000円+税
■ISBN978-4-903996-48-6
■2011年
文化の諸相を「後世の人間が物語を受けとめる中で形成してきた成果」ととらえ、伝本・註釈・梗概・評論・絵画・舞台など、源氏物語受容の豊饒な世界を具体的に論じる。
■加納重文 著
■A5判 344頁
■定価 本体2500円+税
■ISBN978-4-903996-45-5
■2011年
伏見・月の輪・中川・北山など源氏物語の舞台を訪ねて逍遥する13章に、実地踏査の写真と地図満載の多彩なコラム19編を添えた文学地理的アプローチ。
■宮下雅恵 著
■A5判244頁
■定価 本体5600円+税
■ISBN978-4-903996-41-7
■2011年
『夜の寝覚』を読むとき、『源氏物語』を参照項として見る、「読み」に〈奉仕〉するものとして見るならば、いったい何が見えてくるのか。研究史に新たな一歩を進める。
■日向一雅 編
■四六判252頁
■定価 本体2800円+税
■ISBN978-4-903996-38-7
■2011年
源氏物語には音楽がどのように描かれているのか。平安時代の宮廷音楽や礼楽思想、文学の角度から源氏物語の音楽の問題に照明をあてる。七名の論者の画期的論考。
■三田村雅子 編
■品切
■ISBN978-4-903996-35-6
■2010年
「身体」「ことば」をキーワードに、細やかな読みと粘り強い挑戦によって、源氏物語の世界を解き明かそうとする。隣接分野をも視野に入れた多彩かつ清新な論文集。
■増田繁夫 著
■品切
■ISBN978-4-903996-19-6
■2009年
平安貴族の男女関係を、主として当時の女性たちの内面生活を表現した文学作品や、男性たちの日常生活を記述した漢文日記などを主な資料としながら具体的に述べる。
■寺田澄江・高田祐彦・藤原克己 編
■A5判 238頁
■定価本体3800円+税
■ISBN978-4-903996-18-9
■2009年
イナルコを中心とした源氏研究グループによって開催された研究集会での発表9編と総括を収載する。長いスパンでの源氏に関する言説と知識の蓄積を目指す果敢な取り組み。
■日向一雅 編
■四六判 262頁
■定価 本体2800円+税
■ISBN978-4-903996-16-5
■2009年
源氏物語にはいくつかの重要な仏典が繰り返し引用され、そこには作者の思索が刻み込まれている。本書は具体的な仏典を媒介として、新しい解釈を提示する。
■小嶋菜温子・渡部泰明 編
■A5判 464頁
■定価 本体11000円+税
■ISBN978-4-903996-13-4
■2008年
源氏物語にとって和歌とは何か、あるいは和歌にとって源氏物語とは――、こうした問いかけに第一線の研究者20名が鋭く切り込んだ画期的論文集。
■日向一雅 編
■四六判 228頁
■定価 本体2800円+税
■ISBN978-4-903996-12-7
■2009年
源氏物語の世界が東アジアの同時代の文学と呼応しつつ、いかに独自の文学世界を切り開いたか。その奥行きや新しい読みの方向性を探る。
■日向一雅 編
■四六判 256頁
■定価 本体2800円+税
■ISBN978-4-903996-09-7
■2008年
桐壺帝や光源氏の暮らした内裏や貴族の邸宅はどのようなところだったのか。歴史的な平安京の都市空間を再現してみることで、源氏物語の人物たちの暮らした世界を実態的に把握する手立てとする。
■「源氏物語と和歌」研究会 編
■A5判 352頁
■定価 本体9500円+税
■ISBN978-4-903996-07-3
■2008年
『源氏作例秘訣』は、源氏物語の場面ごとにそれに基いた中世・近世の和歌を集めて提示したものである。本書では原文を忠実に翻刻、頭注には『秘訣』の掲げる物語の場面を略記し例歌の出典を示した。和歌研究者必携の資料。
■高田祐彦・土方洋一 著
■四六判 256頁
■定価 本体2000円+税
■ISBN978-4-903996-06-6
■2008年
この本では源氏物語についての基礎的な事柄から、深く読むためのさまざまな着眼点、演習のイメージ、参考文献という具合に広がりを持たせ、少し高度な問題まで扱っています。源氏物語を読むことがどんなにおもしろいか、この本を傍らに置いてぜひ実感してみてください。
■高木和子 著
■四六判 218頁
■定価 本体1800円+税
■ISBN978-4-903996-05-9
■2008年
どのように他者と意思を伝え合うか。平安朝の人々には容易に読み取れたはずの、暗黙の了解や呼吸を少しでも感じたい。和歌が読み交わされる場面から、源氏物語の世界へ深く分け入る。